2016年1月に74cmのヒラメを釣った時の事を日記として残しておこうと思います。


1月末 晴れ  微風  波-やや 中潮 下げ

ロッド   :TR93 PEspecial      
リール   :ルビアス2510PE-H            
ライン  :PE 0.8 リーダー14lb   
ルアー :メタルマル19 ピンクグロー{チューン} 


夜明け前から釣り始めるもアタリ無しでベイトっ気も無くフグが釣れただけ
昼近くになって風も波も少し強くなった(環境の変化を注意すべきだった)ので諦めて帰り始める。

道すがらめぼしいポイントを軽く数投しながら車まで向かう
テトラ帯の切れ目を斜めから奥にキャストして着底
竿先を軽くあおりながらふわふわと速めのリトリーブでやる気無く巻いていると・・

ガッガガッー『ん?根掛k・・』ググーグググー 『!!ッ魚だコレ』
底に吸い付く様で簡単に浮かせられ無い感触と、戦車の様に重厚に進む引きから大型の底モノだと感じる
急に突っ走ったりせずエイでも無いとするとヒラメだと確信!

魚を掛けたら何とか姿を早く見たいが、我慢してフックを伸ばさない様に慎重にやり取り
走ればドラグを働かせて、あとは頭の向きを意識して動きが鈍った時に少しだけコントロール
PEスペシャルはベリーに溜めて置けば魚が暴れずに寄って来てくれる。

ブレイクなどに張り付かれたら危なかった、これが正しい対処では無かったかもしれないが、幸運な事に少しづつ近づいて来る。

あと10mという所で急浮上、バシャバシャと尾ビレで水面を叩きフックアウトするかとヒヤリとするも
遂に波間に見えたその姿は、太い尾びれが強烈に網膜に焼き付いた。


この辺りからランディングが脳裏をよぎる、こればかりは経験不足で最大の難所、緊張する。
この日までにランディングを失敗してシーバスを2回バラシていたから

残り5mという所で、ロッドを海岸線と平行に構え、いなしながら大き目のウネリを待つ
海に立ち込んで捕まえたい衝動に駆られる。絶対にとりたい。
ジリジリとヒラメも岸に寄っていて、残り3mで次に来たウネリの前で岸に向かっている!

「いくしか無い!」と決意してボディサーフィンの様にヒラメをウネリに乗せ、波が割れても引っ張り続け上陸させた。
岸に上がれば流石のPEスペシャルでもズリ上げる事は出来ない。
引き波に注意してラインテンションを掛けたままヒラメと海の間に急いでポジションを取ってベストにロッドを挟むと、次の波が来る前に裏からエラに手を入れて両手で持ち上げ坂を駆け上がる。
この辺は釣れてない時間に、大きなヒラメ釣れたらなーと妄想シミュレーションをしていた通りに動けた。
06

デカい、立膝をついてまじまじと見下ろす、自分の腹の底がグラグラッと揺れたような気がした
あまり実感が湧かないので「ョッシ、よーし」と声に出して2回言ってみる。
誰もいないので奇声を発して小躍りしてもよかったが、静かにかみしめたい気分だった。
昔初めてブラックバスを釣った時とは違い手が震えていない。
「バス釣って手が震えなくなったらバス釣り辞めるね」アメリカのトーナメンターの言葉を何故か思い出した。
意外と興奮して混乱していたのかもしれない。

スマホの時計を見ると正午、写真を取っていると20cmのボラを2匹吐き出した。
体に傷も無く飲まれたてピチピチ、海に帰すと普通に泳いで行った。

ヒラメの捕食は噛みつきと本で読んだが大型は丸飲みなんだな
20cmのベイトが飲めるならそのサイズのルアーも余裕って事か。
メタルマルと大きさが随分違う、捕食真っ只中の狂乱状態でブレードのフラッシングにリアクションしたのかも知れない。
短時間で一気に食事を取ってるし、食いが立つ要素があればマズメで無く真昼でも釣れるのを知った。





とこんな感じです。
74cmで大げさだなと思うかもしれません。遠州灘では去年80オーバーも割と釣れていて90cm台も釣れたそうです。
でもサーフに通い始めて一ヵ月、私にとっては想いの深い1尾になりました。








サーフのヒラメ初挑戦


人気ブログランキングにほんブログ村 釣りブログ フラットフィッシュへ
にほんブログ村